剣道初心者のための用語集|これだけ覚えれば安心!試合や稽古が100倍楽しくなる
「面!」「一本!」
剣道の試合や稽古を見ていると、独特の掛け声や聞き慣れない用語が飛び交っていて、「一体どういう意味なんだろう…?」と戸惑ったことはありませんか?
剣道は、武道としての礼儀作法や、独自の文化を持っています。これらの専門用語を理解することで、稽古がよりスムーズに進み、試合のルールもわかり、剣道がもっと楽しくなります。
この記事では、剣道初心者の方でもすぐに覚えられる、基本的な用語一覧をまとめました。これを読めば、道場の雰囲気がグッと身近に感じられるはずです。
【基礎編】まず覚えたい!稽古や試合でよく聞く基本用語
1. 技の名称
面(めん):相手の頭部を竹刀で打つこと。剣道の代表的な技です。
小手(こて):相手の右手の甲を打つこと。
胴(どう):相手の胴の右側を打つこと。
突き(つき):相手の喉元を竹刀の先端で突くこと。主に上級者が使う技です。
2. 稽古方法
素振り(すぶり):相手がいない状態で、竹刀を振る練習法。剣道の基本中の基本です。
打ち込み(うちこみ):相手の構えに対して、面、小手、胴などを連続して打っていく稽古。相手に協力してもらいながら行います。
切り返し(きりかえし):正面打ちと、左右面打ちを素早く連続して行う稽古。呼吸や体さばきを鍛えます。
地稽古(じげいこ):お互いが自由に技を出し合って行う稽古。実戦形式の練習法です。
【実践編】これをマスターすれば試合が分かる!審判用語
剣道の試合は、一瞬の勝負。審判の掛け声を聞き逃さないように、特に重要な用語を覚えましょう。
はじめ:試合開始の合図。
やめ:試合中断の合図。
一本あり(いっぽんあり):有効打突と認められたときに審判が発する掛け声。これで一本となります。
勝負あり(しょうぶあり):どちらかの選手が二本先取した時点で試合終了。勝者が決定します。
引き分け(ひきわけ):規定の時間内に勝敗が決まらない場合、引き分けとなります。
反則(はんそく):ルール違反のこと。二回反則をすると、相手に一本が与えられます。
【応用編】さらに深く知りたい!独特の用語やルール
竹刀三刀(しないさんとう):竹刀の持ち方に関する用語。親指と人差し指で竹刀を挟み、手の内を締めることで、竹刀を自在に操れるようになります。
残心(ざんしん):技を決めた後も、相手の反撃に備えて気を抜かないこと。精神的な用語であり、剣道では非常に重要視されます。
段位(だんい):剣道の力量を表す称号。級位の次に初段、二段と続きます。
心技体(しんぎたい):剣道における三位一体の要素。心(精神力)、技(技術)、体(体力)が揃って初めて、剣道が上達するとされています。
まとめ
剣道用語は一見難しそうですが、一つ一つ意味を理解すれば、稽古や試合がぐっと面白くなります。
これらの基礎知識を頭に入れて、道場に行ってみましょう。きっと、先生や先輩の言葉が、以前よりずっとクリアに聞こえるはずです。