家族が遠方に住んでいる場合のお葬式:実家じまいの準備と、スムーズな手続きの進め方
会津の温かい互助の精神や地域の絆は、お悔やみの席で大きな支えとなります。しかし、近年は家族が遠方に住んでいることが増え、急な訃報に際して「どうすればいいのだろう?」と戸惑ってしまう方も少なくありません。
この記事では、遠方に住む家族が、お葬式から「実家じまい」までをスムーズに進めるための具体的な準備と手続きについて解説します。地域の助けが借りられない状況でも、慌てずに対応できるよう、ぜひ参考にしてください。
1. 訃報に備える事前準備:まずは情報収集から
いざという時に慌てないためには、事前の情報収集が何よりも大切です。
葬儀に関する情報の確認
希望する葬儀の形式:故人や家族が希望する葬儀(家族葬、一般葬など)があるか
菩提寺(お墓があるお寺)の確認:お寺の宗派、連絡先を控えておきましょう。
葬儀社の選定:実家近くの複数の葬儀社をリストアップし、資料を取り寄せておくと安心です。
実家に関する情報の整理
不動産の状況:持ち家か賃貸か、住宅ローンが残っているか
貴重品の保管場所:通帳、印鑑、年金手帳、保険証券、権利書などの保管場所を家族で共有しておきましょう。
各種契約情報の整理:電気、ガス、水道、電話、インターネットなどの契約先と連絡先をリスト化しておきます。
2. 訃報が届いた後の流れ:遠方からでも焦らず対応
実際に訃報が届いてから、お葬式までに行うべきことの流れを確認しましょう。
ご遺体の安置:まず、ご遺体を安置する必要があります。自宅に安置するのが難しい場合は、葬儀社の安置施設を利用します。
葬儀社との打ち合わせ:事前にリストアップしておいた葬儀社に連絡をします。電話やオンラインでの打ち合わせも可能です。
菩提寺への連絡:菩提寺に連絡し、お通夜やお葬式の日程を調整します。
関係者への連絡:親戚や親しい友人、故人の勤務先などへ訃報を伝えます。
3. お葬式後の大きな課題:「実家じまい」を円滑に進めるために
お葬式が終わっても、遠方に住む家族には「実家じまい」という大きな課題が残ります。物理的な距離があるからこそ、効率的に進めることが大切です。
3-1. 遺品整理の進め方
実家の整理は、時間と労力がかかる作業です。
遺品整理業者への相談:遠方で頻繁に実家に戻れない場合は、プロの業者に依頼するのも一つの方法です。貴重品の探索から、不用品の処分まで一括して任せられます。
財産とそうでないものの分別:通帳や年金手帳などの貴重品と、そうでないものを分別する作業を最優先で行いましょう。
思い出の品の保管:すべてを処分するのではなく、写真や手紙など、大切な思い出の品は時間をかけて整理できるように場所を確保しておきましょう。
3-2. 不動産の処分・相続手続き
実家が持ち家の場合、相続手続きや不動産の処分が必要になります。
相続人の確定と話し合い:誰が何を相続するか、家族全員で話し合いましょう。
専門家への相談:複雑な手続きや税金の問題も出てくるため、司法書士や税理士といった専門家へ相談することをおすすめします。
売却または賃貸:空き家にしておくのは管理も大変なので、売却や賃貸に出すことも検討しましょう。
3-3. 各種契約の解約・名義変更
生活をしていた実家に関する各種契約を解約または名義変更する必要があります。
電気、ガス、水道、固定電話、NHK、インターネット回線など。
解約手続きには故人の氏名、住所、契約番号などが必要になります。
まとめ
遠方に住む家族にとって、お葬式や実家じまいは、心身ともに大きな負担となります。
しかし、事前にある程度の準備をしておくことで、いざという時でも冷静に対応することができます。
地域の絆が薄れてしまう現代だからこそ、家族間でしっかりと情報を共有し、協力し合って困難を乗り越えていきましょう。