剣道は本当に痛くない?防具の役割と安全な稽古の秘密を徹底解説
「剣道って、竹刀で叩かれて痛そう…」
「防具をつけても、打たれたらアザだらけになるんじゃないの?」
剣道を知らない人からすると、こんな風に思われることが多いですよね。実際に、私も初めて剣道を始めた時は同じような不安がありました。
結論から言うと、「正しく打たれれば、ほとんど痛みはありません。」
では、なぜ痛くないのでしょうか?その秘密は、剣道で身につける防具に隠されています。この記事では、剣道で使用する防具一つ一つの役割を分かりやすく解説し、安全に稽古ができる理由をひも解いていきます。
1. 痛みの原因は「痛み」ではなく「衝撃」
剣道で感じる痛みは、実はほとんどが「衝撃」によるものです。竹刀は木刀や真剣とは違い、複数の竹を合わせた構造なので、適度にしなり、衝撃を吸収するようにできています。
しかし、それでも正しく防具を装着していなければ、怪我につながる危険性があります。剣道は、この衝撃から体を守るために、非常に工夫された防具を身につけることが義務付けられています。
2. 剣道の防具一覧と、それぞれの役割
剣道の防具は、大きく分けて4つの部位を守る役割があります。それぞれの防具の名称と役割を見ていきましょう。
① 面(めん):頭部と顔を守る
面は、頭全体と顔面を守る防具です。面金(めんがね)と呼ばれる金属の格子が顔を守り、打突部である「面」や「こめかみ」への衝撃を和らげます。
役割:相手の竹刀が直接、頭や顔に当たるのを防ぎます。
痛くない理由:竹刀が当たる部分はクッション性の高い布団(ふとん)と呼ばれる部分で、衝撃を吸収します。また、正しい打ち方であれば竹刀は面にしっかりと乗り、打突音は出ますが、衝撃は最小限に抑えられます。
② 小手(こて):手首と腕を守る
小手は、手首から腕にかけてを守る防具です。竹刀を握る手を保護し、打たれた時の衝撃から守ります。
役割:手首や腕への打突による怪我を防ぎます。
痛くない理由:手の甲にあたる部分にしっかりとクッション材が入っているため、竹刀の衝撃が緩和されます。
③ 胴(どう):胴体と腹部を守る
胴は、お腹や胸を守る防具です。主に「胴」への打突から体を守ります。
役割:胴体への打突を防ぎます。特にみぞおちなどを守る大切な役割があります。
痛くない理由:衝撃に強い素材(竹、ファイバーなど)でできており、打突が当たっても大きな痛みを感じることはありません。
④ 垂(たれ):腰から下腹部を守る
垂は、腰から下腹部を守る防具です。
役割:腰への打突を防ぎ、腹部全体を保護します。
痛くない理由:柔らかい素材でできており、打突部としてはほとんど使われませんが、稽古中の不意の衝撃から身を守ります。
3. 安全に稽古をするための工夫
「それでも、防具がない部分に当たったら痛いのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、剣道には相手を傷つけないためのルールと礼儀があります。
① 正しい打突部位と打ち方
剣道の試合や稽古では、**「面」「小手」「胴」「突き」**の4つの部位以外を打つことは禁止されています。このルールを守ることで、怪我のリスクを避けることができます。また、正しい打ち方を身につけることで、不必要な衝撃を与えないようになります。
② 竹刀の適切な手入れ
竹刀は消耗品です。割れたり、ささくれたりした竹刀を使うと、相手を傷つけてしまう可能性があります。安全に稽古を行うために、竹刀は常に手入れをして、安全な状態に保つことが重要です。
4. まとめ:剣道は「痛い」ではなく「安全」な武道
剣道は、一見すると激しい武道に見えますが、実は安全に配慮されたスポーツです。
正しい防具を身につけ、正しい打ち方を学ぶことで、竹刀による衝撃から身を守ることができます。そして、相手を尊重し、怪我をさせないように配慮する「礼儀」を学ぶことこそ、剣道の大きな魅力の一つです。
この記事を読んで、「ちょっと興味が湧いたかも!」と思っていただけたら嬉しいです。ぜひ一度、お近くの道場を見学してみてくださいね!