剣道の稽古で怪我をした時の対処法|もしもの時のために知っておきたいこと
剣道は全身を使っておこなう武道であり、激しい稽古では残念ながら怪我をしてしまうことがあります。特に、始めたばかりの初心者や久しぶりに稽古をする方は、思わぬ痛みや違和感を感じることもあるでしょう。
この記事では、もしもの時のために知っておきたい怪我の対処法と応急処置の基本について、わかりやすく解説します。正しく対処することで、怪我の悪化を防ぎ、早期の回復を目指しましょう。また、怪我の予防法についても触れていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
1. まずは落ち着いて!怪我をした時の応急処置「RICE処置」
稽古中に怪我をしてしまったら、まずは落ち着いて行動することが大切です。特に、捻挫や打撲など、急性の怪我には「RICE処置」と呼ばれる基本的な応急処置があります。これは、怪我の進行や腫れを抑えるためにとても重要です。
R (Rest:安静): 怪我をした部位を動かさず、安静にしましょう。無理に動かすと、症状が悪化する可能性があります。
I (Icing:冷却): 氷のうや保冷剤をタオルで包み、患部を冷やしましょう。これにより、炎症や内出血を抑えることができます。ただし、冷やしすぎると凍傷になるため、注意が必要です。
C (Compression:圧迫): 腫れを抑えるために、テーピングや包帯で適度に圧迫します。きつく締めすぎると血行が悪くなるので、注意しましょう。
E (Elevation:挙上): 患部を心臓より高い位置に上げましょう。これにより、内出血や腫れを抑える効果が期待できます。
RICE処置はあくまで応急処置であり、根本的な治療ではありません。痛みがひどい場合や、動かせない場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
2. 剣道で多い怪我の種類と対処のポイント
剣道の稽古で怪我をしやすい部位は、足や手首、そして喉などがあります。それぞれの怪我の特徴と対処法を見ていきましょう。
1. 足の怪我(かかと、アキレス腱など)
剣道では、すり足や踏み込み足によってかかとやアキレス腱に大きな負担がかかります。
踵(かかと)の痛み: 稽古のしすぎや、足の使い方が原因で痛めることがあります。初期であればRICE処置で様子を見ますが、痛みが続く場合は病院で診てもらいましょう。
アキレス腱の炎症: 踏み込みの衝撃が原因で炎症を起こすことがあります。こちらもRICE処置が基本です。
2. 手首の怪我
小手の打ち込みや竹刀の握り方で、手首を痛めることがあります。
対処法: 痛みが続く場合はRICE処置を行い、症状が改善しない場合は整形外科を受診しましょう。再発防止のためには、サポーターやテーピングで保護することも有効です。
3. 喉の痛み
突き技を受けた際に、喉を打撲し痛みが生じることがあります。
対処法: 痛む場合はすぐに稽古を中断し、喉仏の周りを冷やしましょう。突き技は危険を伴うため、正しい位置に受けること、そして相手に打たせる勇気も大切です。少しでも違和感があれば無理をせず、医療機関を受診しましょう。
3. 怪我をしないために!今すぐできる予防策
怪我は起きてから対処するよりも、未然に防ぐことが一番です。ここでは、怪我を予防するためのポイントをいくつかご紹介します。
1. 稽古前後のストレッチを徹底する
稽古前には、体を温めるための動的ストレッチを、稽古後には、筋肉をゆっくり伸ばす静的ストレッチをおこないましょう。これにより、筋肉や関節の柔軟性が高まり、怪我のリスクを減らすことができます。特に足や手首のストレッチは入念におこなってください。
2. サポーターやテーピングを活用する
過去に怪我をしたことがある部位や、痛みを感じやすい部位には、サポーターやテーピングを巻くことで、怪我の予防や痛みの軽減が期待できます。特に踵や手首用のサポーターは、多くの剣道用品店で手に入ります。
4. 病院は何科に行くべき?
「痛いけど、病院に行くべきかわからない…」と悩む方もいるかもしれません。迷った時は、迷わず整形外科を受診しましょう。筋肉や骨、関節の怪我は、専門の病院で診てもらうことが大切です。また、少しでも骨折の疑いがある場合は、迷わず救急外来を受診してください。
5. まとめ|安全に剣道を楽しむために
剣道は、心身を鍛える素晴らしい武道です。もし稽古中に怪我をしても、焦らずに正しい対処法を知っておくことで、怪我の悪化を防ぎ、早期回復を目指すことができます。
この記事で紹介したRICE処置や、予防策を参考に、安全に楽しく剣道を続けていきましょう。