これで竹刀のプロ!構造と各部位の名称を徹底解説
剣道を始めたばかりの皆さん、竹刀をじっくり見たことはありますか? 一見シンプルに見える竹刀ですが、実は様々なパーツで構成されており、それぞれに大切な役割があります。
竹刀の構造や各部位の名称を知ることは、竹刀を正しく扱う上で、また、自分で手入れをする上でとても役立ちます。
この記事では、竹刀の仕組みと、それぞれの部位の名称を分かりやすく解説します。
1. 竹刀を構成する主要なパーツ
竹刀は、主に「竹」「柄(つか)」「鍔(つば)」「鍔止め(つばどめ)」の4つの要素から成り立っています。
竹(だけ):
竹刀の本体となる部分です。一般的には4枚の竹を組み合わせて作られています。
この竹の部分は、竹刀の長さや重さ、バランスを決め、打ち込みの衝撃を受け止める役割を担います。
柄(つか):
竹刀を握るための部分です。革で覆われており、しっかりと握りやすいようになっています。
鍔(つば):
相手の竹刀や手の甲から、自分の手を保護するためのパーツです。プラスチックや革で作られています。
鍔止め(つばどめ):
鍔がずれたり、外れたりしないように固定するための小さな輪っかです。
2. 知っておきたい!竹刀の各部位の名称
竹刀の各パーツには、それぞれ名前がついています。これを覚えておくと、先生や先輩との会話もスムーズになります。
剣先(けんさき):
竹刀の先端部分。相手に最初に当たる部分です。
物打ち(ものうち):
剣先から約10cm以内の部分で、相手を打突(だこつ)する際に使う、最も有効な打突部位です。
中結(なかゆい):
物打ちの位置を示し、竹刀のバランスを保つために、竹を縛っている革ひもです。
先革(さきがわ):
剣先の竹をまとめている革です。
弦(つる):
竹刀の峰(みね)にあたる部分で、竹を繋いでいる丈夫な紐です。
柄頭(つかがしら):
柄の端、つまり竹刀の最も手元にあたる部分です。
柄革(つかがわ):
柄を覆っている革です。
柄元(つかもと):
鍔に一番近い、柄の部分です。
3. 竹刀の手入れと扱い方
竹刀は、正しく手入れすることで長持ちします。
分解と点検:
定期的に竹刀を分解し、竹にひび割れやささくれがないか点検しましょう。
ささくれは、相手を傷つける可能性があるため、サンドペーパーなどで滑らかにしておくことが大切です。
湿気に注意:
竹は湿気に弱いため、稽古後には風通しの良い場所でしっかりと乾燥させましょう。
竹刀は、単なる道具ではなく、あなたの稽古を支える大切な相棒です。その仕組みや部位の名称を理解することで、より一層、剣道への愛着が深まるのではないでしょうか。