剣道防具の選び方(男性向け)|初めてでも失敗しないポイント
剣道を始めるときに欠かせないのが「防具選び」です。特に男性の場合は、**体格・使用頻度・目的(初心者〜上級者、学生〜社会人)**によって適した防具が異なります。防具は安い買い物ではないため、しっかりとした選び方を知っておくことが大切です。ここでは、男性向けに剣道防具を選ぶ際のポイントをわかりやすくまとめました。
1. 防具を選ぶ前に確認すること
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体格に合うサイズかどうか
男性は体格差が大きいため、胴回りや面のサイズ感を重視。特に学生と社会人では体格の変化に注意。 -
練習頻度や使用環境
週1回の稽古用か、毎日の部活用かで耐久性の基準が変わる。 -
目的に合わせる
初心者用(価格重視)か、大会出場用(見た目・品質重視)かを明確に。
2. 部位ごとの選び方のポイント
面(めん)
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頭のサイズにしっかりフィットすることが最重要。
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男性は頭囲が大きい場合もあるため、既製品よりもセミオーダーを検討すると安心。
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面金は軽量な「ジュラルミン製」や耐久性の高い「チタン製」が人気。
胴(どう)
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男性は胸板や胴回りが広い場合が多いため、胴のサイズ選びに注意。
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初心者は樹脂製で軽量なもの、上級者や試合用なら竹胴や漆塗りが見た目も美しい。
甲手(こて)
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握力や手の大きさに合うものを選ぶこと。
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稽古量が多い男性は耐久性を重視。布団部分が厚めのものは手首を守ってくれる。
垂れ(たれ)
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腰回りの安定感と見た目の美しさを両立。
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腰骨に合ったサイズを選ぶことで、長時間の稽古でも負担が少ない。
3. 素材と価格帯
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人工皮革製(入門用):軽量で安価、初心者におすすめ。
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本革製(中〜上級者向け):耐久性・高級感あり、長く使いたい人向け。
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価格目安
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初心者セット:3万〜6万円
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中級者セット:7万〜15万円
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高級防具:20万円以上
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4. 男性に多い悩みと解決策
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汗のにおい・蒸れ → 抗菌・防臭加工の防具や速乾素材を選ぶ
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サイズが合わない → オーダーメイドやセミオーダーを活用
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重くて疲れる → 軽量設計の防具を選ぶと稽古が快適
5. 購入のコツ
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ネット通販は便利だが、初めてなら実店舗で試着するのがベスト。
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長く続ける予定があるなら、最初から少し良いものを選んだ方がコスパが良い。
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メーカーによってサイズ感やデザインが異なるので、複数比較がおすすめ。
まとめ
男性向けの剣道防具は、体格・稽古頻度・目的に応じて選ぶのが基本です。特にサイズ感を誤ると使いづらさやケガにつながるため、試着や採寸をしっかり行うことが大切。見た目・機能・耐久性のバランスを考え、自分に合った一式を選べば、稽古も試合も安心して臨めます。