竹刀の重さ・バランスの選び方のコツ|初心者から上級者まで


剣道を始めるとき、まず迷うのが「竹刀の重さとバランス」です。実際、適切な竹刀を選ばないと、練習効率が下がったり、ケガの原因になったりすることもあります。この記事では、初心者から上級者まで知っておきたい竹刀選びのポイントを詳しく解説します。


1. 竹刀の重さの基本知識

竹刀の重さは、使う人の体格や目的によって最適なものが変わります。軽すぎる竹刀は扱いやすいですが、打突の感覚が掴みにくく、力の伝わりも弱くなります。一方、重すぎる竹刀は腕や肩への負担が大きく、長時間の稽古で疲労やケガの原因になることがあります。

推奨の重さ目安

種類 初心者 中級者 上級者
小学生 250〜280g - -
中学生 280〜320g 300〜350g 320〜380g
高校生・一般 320〜350g 350〜380g 380〜400g

※体格や筋力によって個人差があります。自分に合った重さを店頭で試すことが大切です。


2. 竹刀のバランスの種類と特徴

竹刀のバランスは、手元重心か先端重心かで大きく分かれます。

  • 手元重心
    持ったときに手元に重さを感じるタイプ。振りやすく、初心者や体力に自信のない人におすすめです。連続した打突練習でも腕への負担が少なめです。

  • 先端重心
    竹刀の先に重さを感じるタイプ。打突に力が伝わりやすく、威力重視の上級者向け。反面、振るのに筋力が必要で、初心者には疲れやすい場合があります。


3. 選び方のコツ

竹刀を選ぶ際には、以下のポイントを意識しましょう。

① 実際に振って確認する

重さだけで判断せず、素振りや打突の動きを試すことが重要です。店頭で何本か試し、腕や肩の負担を比べてみましょう。

② 自分の体格や筋力に合ったサイズを選ぶ

身長や体重、握力に合わせた竹刀を選ぶと、稽古中の疲労を抑えられます。特に小柄な方や女性は軽めの竹刀から始めるのがおすすめです。

③ 目的に合わせてバランスを選ぶ

試合での威力重視なら先端重心、連続稽古や基本練習中心なら手元重心が扱いやすいです。最近では「中間バランス」と呼ばれるタイプもあり、汎用性が高いです。

④ 材質や作りもチェック

竹の種類や節の仕上げによって重さやしなり方が変わります。耐久性も考慮しながら選ぶと長く使えます。


4. 初心者におすすめの竹刀選び

初心者の場合、まず「軽くて振りやすい竹刀」を選ぶのが基本です。最初は重さよりもフォームや打突の感覚を覚えることが大切です。成長に合わせて重めや先端重心の竹刀に変えていくと、段階的に力を付けられます。


5. 上級者向け竹刀のポイント

上級者は、技術や体力に応じて微妙な重さやバランスの違いを選びます。自分の打ち方に合わせて竹刀を調整することで、打突の威力やスピードを最大化できます。最近はカーボン製竹刀も人気で、耐久性と軽量性を兼ね備えています。


まとめ

竹刀選びは、重さとバランスが非常に重要です。初心者は軽めで手元重心、中級者・上級者は体力や技術に応じて重さや先端重心の竹刀を選ぶことがコツです。実際に振ってみて、自分の体格や目的に合った竹刀を選ぶことが、稽古効率を高め、ケガを防ぐ最大のポイントです。

竹刀は単なる道具ではなく、剣道の上達に直結する大切なパートナー。慎重に選んで、より充実した稽古ライフを送りましょう。

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