剣道防具のお手入れ方法:毎日のお手入れで長持ちさせる秘訣


剣道は心技体を磨く素晴らしい武道ですが、稽古で汗をたっぷり吸った防具は、こまめなお手入れが欠かせません。きちんとお手入れをすることで、嫌なニオイを防ぐだけでなく、防具を長持ちさせることができます。

この記事では、剣道防具の部位別にお手入れ方法をわかりやすく解説します。毎日の習慣にして、大切な防具をいつも清潔に保ちましょう。


毎日のお手入れ:稽古後のルーティン

稽古後、汗をかいた防具をそのままにしておくと、カビやニオイの原因になります。帰宅後すぐに取り組むべきお手入れの基本です。

  1. 風通しの良い日陰で乾かす

    • 防具袋からすべての防具を取り出し、風通しの良い場所に広げて干します。

    • 直射日光は色褪せや革の劣化の原因になるため、必ず日陰で干しましょう。

    • 扇風機やサーキュレーターを使うと、より効果的に乾かせます。

  2. 乾いたタオルで汗を拭き取る

    • 面や小手(甲手)、垂の内側など、特に汗を吸った部分を乾いたタオルで丁寧に拭き取ります。

    • 小手は内部までしっかり乾燥させるために、新聞紙などを詰めるのも有効です。


週に一度のお手入れ:ニオイ対策とカビ予防

毎日のお手入れに加え、週に一度はより丁寧なケアをすることで、防具を清潔に保ち、ニオイやカビの発生を抑えることができます。

  • :

    • 面布団(めんぶとん)や内側の生地(内輪・うちわ)を固く絞った濡れタオルで優しく拭きます。

    • 消臭スプレーを使う場合は、剣道防具専用のものを選び、ニオイが気になる部分に軽く吹きかけます。ただし、頻繁な使用は素材を傷める可能性があるので注意しましょう。

  • 小手(甲手):

    • 汗をかきやすい小手は、特にニオイがこもりやすい部位です。

    • 外側だけでなく、内側にも風が通るように広げて干します。

    • 革の部分には、専用のクリームや油を少量塗ると、ひび割れを防ぎ長持ちします。

  • :

    • 胴の内側(乳革・ちちかわ)や、胴の表側を固く絞った濡れタオルで拭き、ホコリや汗を落とします。

    • 胴の縁(ふち)や角の部分は、特にホコリがたまりやすいので、丁寧に拭き取ります。

  • 垂(たれ):

    • 稽古中についた汗や汚れを、固く絞った濡れタオルで拭きます。

    • 垂の帯(おび)の部分も忘れずに拭きましょう。


防具を長持ちさせるための豆知識

  • 防具袋: 稽古後は防具を袋に入れっぱなしにせず、必ず出して乾かしましょう。通気性の良い防具袋を使うことも大切です。

  • 竹刀: 竹刀も竹でできているため、湿気を嫌います。防具と一緒に風通しの良い場所で乾かしましょう。

  • 定期的な専門業者への依頼:

    • 自分でのメンテナンスには限界があります。数年に一度は、専門の業者に防具の修理やクリーニングを依頼することで、より長く快適に使い続けることができます。


まとめ:お手入れは「愛着」を育む時間

剣道防具は、あなたの大切な稽古のパートナーです。

  • 稽古後はすぐに防具袋から出す。

  • 風通しの良い日陰でしっかり乾かす。

  • 定期的に乾いたタオルで汗や汚れを拭き取る。

この3つのポイントを習慣にすることで、ニオイを防ぎ、カビの発生を抑えることができます。日々の小さなお手入れは、防具への愛着を深める時間にもなります。

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