剣道防具の選び方:初心者から上級者まで失敗しないポイント


剣道を始める際に欠かせないのが**防具(面・胴・小手・垂れ)**です。しかし、サイズや素材、用途を間違えると快適に稽古できず、怪我のリスクも高まります。ここでは、初心者から上級者まで失敗しない防具の選び方を詳しく解説します。


1. 剣道防具の基本構成

剣道防具は大きく4つの部位から成り立っています。

  1. 面(めん):頭部・顔・喉を保護

  2. 胴(どう):胸と腹部を守る

  3. 小手(こて):手首・指を保護

  4. 垂れ(たれ):腰から太ももを守る

それぞれの部位で安全性・動きやすさ・快適さを確認することが重要です。


2. 面の選び方

  • サイズ
    顎や頭部にフィットするサイズを選ぶ。大きすぎるとずれやすく、打突の衝撃が吸収されにくい。

  • 素材

    • 本革:耐久性・フィット感が高い

    • 合成素材:軽量・手入れ簡単・通気性良好

  • 調整機能
    面紐で簡単に締められるタイプがおすすめ。長時間稽古でもずれにくく快適。


3. 胴の選び方

  • サイズ
    胴の幅や長さが体に合っていること。胸部・腹部をしっかりカバーできることが重要。

  • 素材

    • プラスチック芯+布:軽量で耐久性あり

    • 本革芯:高級感・耐久性は高いが重い

  • 動きやすさ
    前屈・横向き・打突時の動きを妨げない設計のものを選ぶ。


4. 小手の選び方

  • サイズ
    手首や指にフィットするもの。大きすぎると握りにくく、小さいと圧迫感がある。

  • 柔軟性
    軽く握っただけで手首が動くタイプが理想。

  • 素材
    手の甲や指部分は、柔らかく衝撃を吸収する素材がおすすめ。


5. 垂れの選び方

  • 長さと硬さ
    太ももをカバーしつつ、膝を曲げても動きやすい長さ・硬さがポイント。

  • 素材
    布や人工皮革で軽量かつ耐久性のあるものが稽古向き。

  • 紐の調整
    自分の腰回りに合わせて簡単に締められる設計が望ましい。


6. 素材別の特徴比較

素材 特徴 メリット デメリット
本革 高級感・耐久性 長持ち、フィット感良好 重い、手入れが必要
合成皮革 軽量・通気性 稽古で疲れにくい、手入れ簡単 高級感に劣る
布・人工芯材 柔軟・軽量 動きやすく通気性良 耐久性はやや劣る

7. 防具選びのポイントまとめ

  1. サイズは体にフィットするかを重視

  2. 軽量で動きやすい素材を選ぶ

  3. 通気性・吸汗性も確認

  4. 衝撃吸収性能が十分か確認

  5. 価格だけで選ばず、耐久性と快適さも重視


8. まとめ

剣道防具は、安全性と快適性が稽古の成果に直結します。初心者は軽量で扱いやすい防具から始め、上級者や長時間稽古する場合は耐久性やフィット感を重視した本革や高級素材を選ぶのがおすすめです。

防具選びで重要なのは、体型・動き・稽古スタイルに合ったものを選ぶことです。試着や調整をしっかり行い、自分に最適な防具で安全かつ快適に剣道を楽しみましょう。

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