【剣道家必見】防具の破損、どうする?自分でできる応急処置とプロに頼むべき修理のサイン


日々の厳しい稽古を共にする大切な相棒、剣道防具。

使えば使うほど愛着が湧く一方で、激しい打ち込みによって、いつの間にか小さなほつれや破れができてしまうこともありますよね。

「このくらいなら、自分で直せるかな?」と考える方もいるかもしれませんが、ちょっと待ってください。大切な防具の寿命を縮めないためにも、**自分でできる「応急処置」プロに任せるべき「本格的な修理」**を見極めることが非常に重要です。

今回は、防具の部位別に、自分でできることと、プロに頼むべきサインを分かりやすく解説します。

1. 無理な自己修理はNG!まずは「見極め」が大切

剣道防具は、見た目以上に複雑で、安全性を確保するための重要な役割を担っています。

素人が無理に修理しようとすると、かえって状態を悪化させたり、見た目を損なったりするだけでなく、本来の安全性を損ねてしまうリスクがあります。

まずは、防具のどの部分がどの程度傷んでいるのかを、しっかり見極めることから始めましょう。

2. 自分でできる!簡単な「応急処置」

ここでは、すぐに試せる簡単な修理方法をご紹介します。ただし、これらはあくまで一時的な「応急処置」であることを忘れずに。

面(めん)

  • 面紐のほつれ・切れ:

    面紐がほつれたり切れたりした場合は、新しい面紐に交換しましょう。これは比較的手軽に自分でできる修理です。古い紐を外し、新しい紐を正しい手順で通すだけでOKです。

  • 内輪の汗止め部分のほつれ:

    面の内側にある汗止め部分の糸がほつれた場合は、手芸用の針と丈夫な糸を使って、丁寧に縫い直すことができます。

甲手(こて)

  • 指先の小さな穴や破れ:

    手のひら部分(手の内)に小さな穴が開いてしまった場合は、応急処置として、ミシンや手縫いで丁寧に補修することができます。ただし、大きく破れてしまった場合は、安全面からもプロに依頼しましょう。

垂(たれ)

  • 飾り革のほつれ:

    垂の飾り革が少しほつれてきた場合は、手縫いで元の位置に縫い付けて補修できます。

3. プロに依頼すべき「本格的な修理」のサイン

「これは自分で直せないな…」と感じたら、無理をせず専門家である武道具店に修理を依頼しましょう。特に、安全に関わる部分の破損は、迷わずプロに相談してください。

面(めん)

  • 面ガネ(金属部分)のぐらつきやひび割れ:

    面ガネは、衝撃から頭部を守る最も重要な部分です。少しでもぐらついたり、ひび割れが見つかったりした場合は、ただちに稽古での使用を中止し、修理を依頼しましょう。

  • 内輪の破損やへたり:

    内輪がへたってきたり、割れてしまったりすると、面を正しく着用できなくなり、安全性が損なわれます。

甲手(こて)

  • 手の内の全面的な破れ:

    手の内が大きく破れてしまった場合、部分的な補修だけでは済まないことがほとんどです。手の内全体を交換する修理が必要になります。

  • 革の硬化やひび割れ:

    革全体がカチカチに硬くなってしまったり、ひび割れがひどい場合は、プロによるメンテナンスが必要です。

垂(たれ)

  • 腹帯や大垂のへたり:

    垂が全体的にへたってきて、正しい形を保てなくなった場合は、修理やメンテナンスを依頼しましょう。

4. 修理を依頼する際のポイント

信頼できる武道具店に修理を依頼する際は、いくつかのポイントを押さえておくと安心です。

  • 見積もりを取る:

    修理箇所と費用について、事前にしっかりと見積もりを取りましょう。

  • 修理の期間を確認する:

    いつまでに修理が完了するか、期間を把握しておきましょう。

  • 修理後の状態を確認する:

    修理が完了したら、修理箇所だけでなく、全体の状態をよく確認しましょう。

まとめ

剣道防具は、日々の稽古でダメージを受ける「消耗品」ですが、適切な手入れと修理を行うことで、その寿命を何倍にも延ばすことができます。

無理に自分で直そうとせず、大切な防具の状態をよく観察し、必要に応じてプロの力を借りることも、剣の道を究める上で大切なことです。

あなたの防具は、今どんなサインを送っていますか?

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