剣道防具の保管方法|カビ・ニオイ対策で長持ちさせるお手入れのコツ
こんにちは!剣道は日本の素晴らしい文化であり、心身を鍛える武道ですよね。稽古に励む皆さんの相棒となるのが、大切な「剣道防具」。でも、汗をたくさんかくからこそ、お手入れや保管方法に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
「せっかく買った防具がカビだらけに…」「なんだかニオイが気になる…」
そんなお悩みを解決して、防具を長く、清潔に使い続けるための具体的な方法を、初心者の方にもわかりやすく解説します。しっかりお手入れをして、稽古をもっと楽しく、気持ちよく続けましょう!
1. 稽古後が勝負!日々の簡単お手入れ術
防具を長持ちさせるための基本は、稽古を終えたその日のうちに、さっとお手入れをすることです。
汗をしっかり拭き取る
稽古でかいた汗は、防具の最大の敵。汗には塩分や汚れが含まれていて、そのままにしておくとカビや悪臭の原因になります。
用意するもの: 乾いた手拭いやタオル
方法:
面・小手(甲手): 面の内輪や、小手の内側(手の内)は特に汗を吸い込んでいるので、乾いた手拭いでポンポンとたたくようにして汗を吸い取ります。
垂・胴: 垂の腹帯や胴の内側も、同様に汗を拭き取りましょう。胴の竹胴部分に付着した汗や汚れも、忘れずに拭いてくださいね。
風通しの良い場所で「陰干し」
「天日干し」は殺菌効果がありそうですが、剣道防具に使われている藍染(あいぞめ)の生地や鹿革は、直射日光に弱いデリケートな素材です。直射日光に当てると色褪せたり、革が硬くなってヒビ割れの原因になったりします。
最適な場所: 風通しの良い日陰
方法:
防具袋からすべての防具を出し、風がよく通る場所に並べます。
扇風機やサーキュレーターを使うと、さらに効率よく乾かすことができます。
雨の日や湿気が多い日は、エアコンの除湿機能も活用しましょう。
2. 湿気とカビから防具を守る!ワンランク上の保管方法
日々の簡単なお手入れに加えて、ちょっとした工夫で防具をより良い状態で保つことができます。
防具袋の工夫
防具袋に入れっぱなしは絶対にNGです。稽古から帰ったら、すぐに防具を袋から出しましょう。
除湿剤・乾燥剤: 防具袋の中に、市販の除湿剤や乾燥剤を入れておくのがおすすめです。繰り返し使えるタイプのものなら経済的で、環境にも優しいですね。新聞紙を丸めて入れておくのも、湿気取りとして有効な裏ワザです。
竹炭・重曹: 自然素材で消臭・除湿効果のある竹炭や、袋に入れた重曹を防具袋の隅に入れておくのも、ニオイ対策に役立ちます。
専用の消臭・除菌スプレーを活用
最近は、剣道防具専用の消臭・除菌スプレーが多数販売されています。一般的な消臭スプレーは、防具の素材を傷める可能性があるので、防具専用のものを選びましょう。
使い方: 陰干しをする前に、汗をかきやすい部分に軽くスプレーしておくと、さらに効果が高まります。
押入れやクローゼットでの保管の注意点
ご自宅で防具を保管する際、押入れやクローゼットに入れる場合は、湿気がこもりやすいので注意が必要です。
定期的に扉を開ける: 押入れやクローゼットの扉を定期的に開けて、空気を入れ替えましょう。
除湿剤を置く: 押入れ用の除湿剤を併用することで、カビ対策を強化できます。
3. 剣道防具の寿命を延ばすために
お手入れや保管方法を工夫することは、防具の寿命を延ばすことにつながります。
小手の「手の内」に注目
小手は、竹刀を握る「手の内」部分が特に傷みやすいパーツです。稽古のたびに、手のひらをしっかりと伸ばして形を整えてから干すことで、手の内の革が縮むのを防ぎ、長持ちさせることができます。
定期的な点検と修理
面縁(めんぶち)の漆が剥がれたり、竹刀が当たる部分に亀裂が入ったりしていないか、定期的にチェックしましょう。小さな傷のうちに、武道具店で修理してもらうことで、大きな破損を防げます。
4. まとめ:防具は「相棒」!愛情を持ってお手入れしよう
剣道防具は、あなたの剣道人生を支える大切な「相棒」です。日々の稽古後のちょっとしたお手入れと、保管場所の工夫で、カビやニオイの心配なく、清潔で気持ちの良い状態で使い続けることができます。
汗を拭き取る、陰干しをする、そして風通しの良い場所に保管する。これらのシンプルな習慣が、防具の寿命を大きく延ばし、あなたの剣道上達を陰ながらサポートしてくれます。ぜひ、今日から実践してみてくださいね!