剣道防具選びで迷わない!初心者向け防具の選び方とプロが教える比較ポイント
「剣道を始めたいけど、防具の種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない…」
そうお悩みの方も多いのではないでしょうか?剣道防具は、竹刀から身を守るための大切な道具です。自分の体格や剣風に合った防具を選ぶことが、上達への第一歩となります。
この記事では、初心者向けの剣道防具の選び方から、玄人好みの比較ポイントまで、あなたの防具選びをサポートするための情報をわかりやすく解説します。
1. 初心者がまず知っておくべきこと:防具の4つの部位
剣道防具は、主に以下の4つの部位で構成されています。
面(めん):頭部全体と喉を保護する防具です。面金(めんがね)と呼ばれる金属製の格子と、衝撃を吸収する布団(ふとん)からなります。
小手(こて):左右の手首から拳、指先を保護する防具です。手の内側は柔らかい革でできており、竹刀を握りやすく設計されています。
胴(どう):お腹から胸部を保護する防具です。竹刀の打突を受け止め、衝撃を和らげます。
垂(たれ):腰から下腹部を保護する防具です。
これら4つの部位をまとめて「防具一式(ぼうぐいっしき)」と呼びます。
2. 初心者向け防具の選び方とポイント
初めて防具を購入する際は、以下のポイントを意識して選ぶと良いでしょう。
🔹 予算と耐久性
初心者のうちは、手頃な価格帯で耐久性のある防具を選ぶのがおすすめです。
価格帯:一般的に、3万円~5万円程度のものがおすすめです。
素材:主に合成皮革や人工藍染めのものが多く、手入れがしやすく、丈夫です。
🔹 サイズとフィット感
防具は、自分の体に合ったサイズを選ぶことが何よりも重要です。サイズが合わないと、怪我の原因になったり、正しいフォームを身につけにくくなります。
面:面は頭のサイズに合わせて選びます。
小手:手の大きさに合わせて、握りやすさを確認しましょう。
胴・垂:体の大きさに合わせて、フィット感を確認しましょう。
お店で採寸してもらうのが一番ですが、ネットで購入する場合は、事前に正しいサイズを測っておきましょう。
🔹 手入れのしやすさ
稽古の後には、毎回汗を拭き取るなど、丁寧な手入れが必要です。
乾きやすさ:通気性の良い素材を選ぶと、汗をかいても乾きやすく、ニオイの発生を抑えられます。
3. プロが教える!防具比較のプロフェッショナルな視点
剣道経験が長くなると、より細かな部分にこだわり、自分に合った防具を探すようになります。
🔹 刺し幅(さしはば)
防具の衝撃を吸収する部分は、**「刺し(さし)」**と呼ばれる縫い目でできています。この縫い目の間隔を「刺し幅」と呼びます。
1.0分刺し:目が細かく、柔らかく、フィット感が良いのが特徴です。高級な防具に多いです。
2.0分刺し:目が粗く、硬めですが、耐久性が高いです。
🔹 面金の素材
ジュラルミン製:軽量で錆びにくく、一般的に使われる素材です。
チタン製:さらに軽く、強度も高いため、より高価な防具に使われます。
🔹 手の内の素材
小手の手のひら部分の素材も、使いやすさに大きく影響します。
鹿革:吸湿性が高く、竹刀が滑りにくいのが特徴です。
人工皮革:耐久性が高く、手入れがしやすいです。
まとめ:自分に合った「相棒」を見つけよう!
剣道防具は、単なる道具ではなく、あなたの剣道を支える「相棒」です。
初心者の方は、まず予算とサイズ、手入れのしやすさを重視して選びましょう。
経験者の方は、刺し幅や素材にもこだわり、より自分の剣風に合った防具を見つけることが大切です。
この記事を参考に、あなたにぴったりの防具を見つけて、安全で快適な剣道ライフを楽しんでください!