剣道防具のサイズ測り方ガイド|初心者でも安心!失敗しない防具選びのコツ
剣道防具選びで迷子になっていませんか?
「よし、剣道を始めよう!」そう思っても、いざ防具を選ぼうとすると、その種類の多さや、何よりも**「サイズ」**の壁にぶつかってしまう方がたくさんいらっしゃいます。
面、小手、胴、垂れ…それぞれが体のサイズに合っていないと、正しく稽古ができなかったり、怪我の原因になったりしてしまうことも。でも、ご安心ください!
この記事では、初心者の方でも失敗せずに剣道防具を選べるように、それぞれの部位の正確な測り方を、写真やイラストを交えながら分かりやすく解説していきます。これを読めば、あなたも自分にぴったりの防具を手に入れることができますよ!
剣道防具の採寸は「正確さ」が命!
剣道防具のサイズは、洋服のようにS, M, Lといった大まかなものではありません。一人ひとりの体の形に合わせて、ミリ単位で採寸することが重要です。
採寸には、裁縫用の柔らかいメジャーを用意しましょう。可能であれば、ご家族や友人に手伝ってもらうと、より正確に測ることができます。
1. 面(めん)のサイズの測り方
面は、頭と顔を保護する最も重要な防具です。サイズが合っていないと、視界が悪くなったり、打突の衝撃が伝わりやすくなったりします。
測るポイント:頭の周囲と頭の高さ
A:頭の周囲
おでこの一番出ている部分から、後頭部の一番出ている部分を通るようにメジャーを回して測ります。
メジャーは緩すぎず、きつすぎず、少しフィットするくらいで測りましょう。
B:頭の高さ
顎(あご)の下から頭頂部(頭のてっぺん)までを測ります。
この時、メジャーは顔の真ん中を通るようにまっすぐに測ってください。
【面サイズの目安】
AとBの合計が面サイズの目安になります。
例:A(68cm)+B(70cm)=138cm → 面のサイズは「138」になります。
2. 小手(こて)のサイズの測り方
小手は、手首や拳を保護する防具です。竹刀を握る手の形に合っていないと、正しい握りができず、打突に影響が出てしまいます。
測るポイント:手首から中指の先、手のひらの周囲
C:手首から中指の先
手首の付け根(手の甲側)から、中指の先までをまっすぐ測ります。
D:手のひらの周囲
親指の付け根を通るように、手のひらの一番広い部分の周囲を測ります。
【小手サイズの目安】
CとDの合計が小手サイズの目安になります。
例:C(18cm)+D(20cm)=38cm → 小手のサイズは「38」になります。
3. 胴(どう)のサイズの測り方
胴は、お腹から胸を守る防具です。体の正面に当たる部分なので、サイズが合っていないと打突の衝撃を十分に吸収できません。
測るポイント:胴回りの周囲
E:胴回りの周囲
おへその高さで、胴体の周囲を一周測ります。
メジャーは、服の上からではなく、素肌に近い状態で測るとより正確です。
【胴サイズの目安】
Eのサイズが直接、胴のサイズになります。
胴のサイズは、一般的に「M」「L」といったサイズ表記で選ぶことが多いですが、Eのcmサイズを参考に選びましょう。
4. 垂れ(たれ)のサイズの測り方
垂れは、腰と股間を保護する防具です。竹刀の打突から腰回りを守るだけでなく、垂れそのものが重心を安定させる役割も果たします。
測るポイント:腰の周囲
F:腰の周囲
腰骨の少し上、ベルトを巻く位置で一周測ります。
お腹周りではなく、腰の細い部分を測るのがポイントです。
【垂れサイズの目安】
Fのcmサイズを参考に選びます。
垂れは、面や小手ほど厳密なサイズ合わせは必要ありませんが、Fのサイズが合っていないと、ずれてしまったり、腰に負担がかかったりします。
【まとめ】サイズ選びは剣道上達の第一歩!
いかがでしたか?
剣道防具のサイズを測ることは、少し手間がかかるように感じるかもしれません。しかし、自分にぴったりの防具は、剣道の上達をサポートし、怪我のリスクを減らす上で非常に重要です。
今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひ正確なサイズを測ってみてください。そして、ご自身の体型に合った防具を選んで、快適な剣道ライフをスタートさせましょう!