剣道の小手(甲手)|種類と機能性を徹底解説
剣道の稽古や試合で欠かせない防具の一つが**小手(こて・甲手)**です。手首や手の甲を守る重要な役割がありますが、種類や素材によって装着感や使いやすさが大きく変わるため、選び方に悩む方も多いでしょう。この記事では、小手の種類と機能性を詳しく比較します。
1. 小手の基本構造と役割
小手は、主に以下の部分で構成されています:
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甲部分:手の甲を保護
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指部分:指を動かしやすくしつつ保護
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手首部分:手首の関節を守る
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裏地:吸汗・クッション性の役割
ポイント:稽古中の衝撃吸収と手首の可動性のバランスが重要です。
2. 小手の主な種類
(1)初心者向け小手
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人工皮革や軽量素材で作られており、扱いやすい
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衝撃吸収性は十分で、手首の動きを妨げにくい
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価格帯:1〜3万円程度
(2)中級者向け小手
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天然皮革を使用しており、耐久性・手触りが向上
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指先の操作性が良く、打突感覚をつかみやすい
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価格帯:3〜5万円程度
(3)上級者向け小手
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高級本革・オーダー仕様が多い
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衝撃吸収・装着感・耐久性に優れ、長時間の稽古や試合向き
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手首や指先の自由度も調整可能
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価格帯:5万円以上
3. 小手選びのポイント
(1)サイズ
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手首周りと手の長さに合わせて選ぶ
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稽古中に手首や指が窮屈にならないサイズが重要
(2)素材
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初心者:人工皮革で軽量・扱いやすい
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中級者以上:天然皮革で耐久性・打感を重視
(3)機能性
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衝撃吸収性:面や胴からの打撃も分散
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可動性:手首や指の動きを妨げない
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通気性:長時間の稽古でも蒸れにくい
(4)用途別
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稽古用:軽量で扱いやすいタイプ
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試合用:耐久性・操作性・美観を重視
4. 小手の選び方まとめ
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初心者:軽量で操作性が高い人工皮革小手
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中級者:耐久性と打感を兼ね備えた天然皮革小手
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上級者:オーダー可能な高級本革で長時間稽古・試合向き
コツ:試着して手首の自由度や指の動き、装着感を確認することが大切です。