剣道初心者向け「切り返し」の解説と練習法|基本動作と上達のコツ


はじめに

剣道を始めると、最初に学ぶ基本動作のひとつに 「切り返し」 があります。
「切り返し」は竹刀を振る動作や足さばきを練習するだけでなく、礼儀や気合い、姿勢を学ぶための大切な稽古です。初心者が上達するためには欠かせない基礎となるため、しっかり理解して練習することが重要です。


切り返しとは?

切り返しは、相手の面を打ったあとに左右交互に「面」を打ちながら前進・後退する基本稽古です。

切り返しの目的

  • 正しい竹刀操作(打突の精度)を身につける

  • 大きな声(気合い)と力強い動作を習得する

  • 足さばきと体さばきを一致させる

  • 体力と持久力を養う

剣道の基礎を固めるうえで、切り返しは非常に重要な稽古です。


切り返しの基本動作

  1. 構えを取る

    • 中段の構えから相手と向き合い、気合いを込めて「面!」と声を出す。

  2. 最初の面打ち

    • 相手の中心を狙い、まっすぐ力強く面を打つ。

  3. 左右の面打ち

    • 相手の竹刀を中心にして、左・右と交互に面を大きく振りかぶって打つ。

    • 打突のたびに「面!」と声を出す。

  4. 前進と後退

    • 前に進みながら左右面を繰り返し、相手を通り過ぎたら振り返り、後ろに下がりながら同じ動作を行う。

  5. 最後に面打ちで締める

    • 最後は正面の面を大きく打って終了。


初心者が意識すべきポイント

  • 竹刀は大きく振りかぶる(小手先だけで打たない)

  • 声をしっかり出す(気合いでリズムが整う)

  • 足さばきはすり足で前後にスムーズに

  • 相手との間合いを一定に保つ

  • 力で振るのではなく体全体を使う


自宅や一人でできる練習法

✅ 素振りで左右面を練習

竹刀や木刀を使って、鏡の前で左右の面を大きく振る。フォームの確認に効果的。

✅ 足さばきの練習

前後のすり足を繰り返し、上半身と下半身を連動させる。

✅ 気合いを込めた掛け声練習

声を出しながら素振りをすることで、試合や稽古でも自然と気合いが出せる。


よくある初心者の失敗例と改善方法

  • 腕だけで振ってしまう → 腰と足を使い全身で打つ

  • 声が小さい → 思い切って大きな声を出すとリズムが生まれる

  • スピードばかり重視 → 正確さと大きさを優先する


まとめ

「切り返し」は、剣道の基礎力を高める最も大切な稽古のひとつです。初心者のうちは 正確さ・大きな動作・気合い を意識することが上達への近道になります。
繰り返し稽古することで自然と体に染み込み、試合や他の稽古にも役立ちます。焦らず丁寧に、基本を大切にして練習していきましょう。

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